2度目の失敗は許されない
ビニールハウスでのメロン栽培に失敗してしまい熊谷のお客様に栽培のコツを聞きに行ったところ
ありがたいことにメロンの苗を頂けることになったので今回の栽培チャレンジをここにまとめていきます。
何度も記載してはいますがメロン栽培ではマルチシートを使用して栽培します。
そしてお水は厳禁です!可哀そうだなぁとお水を上げるとすぐ根腐れを起こします!
ざっと準備とメロンを植えた日と1カ月後を紹介
時はさかのぼって7月20日。
根腐れしたメロンを引っこ抜きシソをお引越しさせ土に牛ふん堆肥2袋弱と肥料を混ぜ込み土を整えました。
一応堆肥は1袋で十分みたいですがここのビニールハウスの土は元々栄養が殆ど無い残土を耕したものなので
少し多めに混ぜています、
8月2日
前日の1日に熊谷のお客様からメロンの苗ができたと連絡を頂き朝から高速に乗ってメロンを引き取りにいきました。
おいしいおいしいスイカも頂きました!(スタッフがとってもおいしくいただきました)
その日の夕方に堆肥、肥料を混ぜた土に大量の水をまきマルチシート敷きました
8月6日
しーたけ村長の息子さんの自由研究とすべく
一緒に頂いたメロンの苗をビニールハウスに植えました
植えた後はお水をあげずに水が入らないように茎のサイズに合わせた蓋を
マルチシートで作って貼り付けました。
そして9月5日
とんでもなく立派な苗になりました。まだ一度も水を与えていません。
少し見えにくいですが後ろの支柱で作った柵にもたれかかる位大きくなっています。
もしかしたらビニールハウスの天井よりも高くなっているかもしれません。
人工授粉した雌花が少し膨らんできました。
このまま腐ることが無く立派な実になって欲しいです
成長過程
おおざっぱな1カ月の成長過程を見ていただいたところでここからは成長過程を定期的につなげていきます。
夏休みや本業の建築部のお仕事が忙しいのが重なってしまい中々ビニールハウスの野菜たちを見に行く機会が無く
成長過程の写真がとびとびになってしまうことはご容赦ください。
こちらは8月23日。植えてから2週間強になります。
植えてからものすごいスピードで伸びていき2,3日見に行かなかっただけで
苗が折れそうになってしまう位でこの少し前から雄花がぽつぽつ生えてきました。
上が8月29日、下が9月1日です。
支柱を基準にしてみるとわかりやすいですがたったの3日間で20cmほど急激に成長しています。
雌花は9月1日の夕方に確認し、翌日の早朝に人工授粉させました。
何故早朝に人工授粉をするの?と思われる方がいると思うので説明すると…
結論から言うとメロンやスイカ、かぼちゃの人工授粉は朝の7時頃までに行うもののようで
じゃあなぜか?というとメロンなどの花粉は太陽が昇ったあとはかたくなってだめになってしまうからなんです
花粉がかたくなってしまうと受粉の成功率が下がってしまうから
かたくなる前の柔らかい花粉で受粉させてねということです
実際過去に夕方、ビニールハウスのメロンに花が咲いていたので人工授粉したらどうなるのだろう?
と思い、いくつか授粉をさせてみましたが残念なことに一つも実が付きませんでした。
皆さまは貴重な雌花を犠牲にすることがないようお気を付けください。
人工授粉させて実が大きくなり始めた9月13日
ピンポン玉サイズではありましたが実が一番大きかったメロンが黄色くなって受粉に失敗してしまいました。
前回メロン栽培で一つも実がつかなかったのでここまで大きくなったのならしっかり大きくなれよ!と
ひそかに声をかけていた子ですがこうやって腐っていくのを見ると少し悲しくなってしまいました
ですが受粉に失敗した子ばかりではありません。
こちらは15日に撮影したメロンの実です
今回親ヅルをひたすら伸ばすという育て方にしていますがやっぱり子ヅルが生えてきてしまい
ハウス内がミニジャングルと化す前に剪定作業をしていた時見つけた子達です。
形はまだあまりよくないもののしっかり大きくなっているではありませんか!!!
まさか受粉に成功していると思わずこれを見つけてすぐ社長のしーたけ村長に写真を送ったほどです
今回も失敗してしまうのではと思っていたのでここまで大きくなった子がいて本当にうれしいです
早速明日16日に熊谷のお客様の所に行ってメロンが大きくなったよ!と報告しに行こうと思います!
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ということで朝から高速に乗って報告に行ってきました!
まさか実がつくとは思っていなかったようで「よくやった!」とお褒めの言葉を頂きました
└( ・´ー・`)┘
熊谷のお客様も同じ時期からビニールハウスでメロンを育てていたようで
たくさんのメロンの実がなっていました!
今は一般的な「親ヅルは摘心して子ヅルを伸ばす方法」と「親ヅルをひたすら上に伸ばす方法」で育てる実験をしているようで
やっぱり親ヅルを伸ばす方が成功しやすいとおっしゃっていました。
(親ヅルを伸ばす方法で育てても小ヅルは出てきてしまうので定期的に切ってあげるようです。)
ただ上に伸ばしていくと上の方に栄養があまり行き届かず実が大きくならないというデメリットもあるので
下の方の実に栄養を行かせるか、小さくてもいいなら上にもつけるかは
育てる人によって違うみたいです。
また下の方の子ヅルを伸ばして2本仕立てにすると収穫量は増えるけれど
その分実が小さくなったりするようなので
数個の苗を栽培して大きいメロンを3,4個楽しむか、小さいメロンを沢山楽しむかはその人次第とのことです。
私たちも親ヅルから生えてきた実だけ育てる方法と小ヅルも少しだけ伸ばして沢山実をつける方法で
メロンの味に差が出るのか実験してみようと思います。